施工事例

いわき市にて古い瓦屋根から横暖ルーフへの屋根葺き替え施工事例
福島県 いわき市
今回は、築42年の住宅で雨漏りが発生していた屋根の吹き替え工事の施工事例をご紹介します。 お客様からは「雨漏りしているので屋根の状態を確認してほしい」とのご相談をいただきました。
屋根の状態を確認すると、古くなったセメント瓦屋根が原因で雨漏りが発生しており、屋根全体の劣化も進んでいました。 再び、瓦屋根での施工も可能ですが、いわき市が地震の多い地域であることを考慮し、 今回は軽量で耐震性の高い金属製屋根「横暖ルーフ」を使用した屋根の葺き替え工事をご提案しました。
【施工場所】福島県いわき市
【施工内容】屋根葺き替え、雨漏り修理、棟板金工事
古い瓦の解体作業
まずは、劣化したセメント瓦の撤去から工事を開始しました。 瓦屋根は長年の風雨で瓦自体の割れやズレが生じ、雨水が浸入しやすくなっていました。 屋根の葺き替え工事をするため、瓦を一枚ずつ丁寧に取り外していきました。
屋根の下地の状態確認
瓦を撤去した後、屋根下地の状態を確認しました。 長年の雨水や湿気の影響で、下地板に一部腐食や変形が見られました。
屋根全体の強度を確保するため、下地の補強(増し張り)を行うことになりました。 ここでの確認が、後の屋根の耐久性に大きく影響します。
屋根下地(野地板)の増し張り
下地の補修後、屋根全体の強度向上のために増し張り作業を行いました。 既存の下地の上に、新しい構造用合板の下地を重ねることで、屋根全体の耐久性・安定性を高め、 金属屋根を安全に施工できる状態に整えました。 この工程は、特に地震が多い地域では重要な施工ポイントです。
防水シートを敷く
下地を整えた後、防水性能を高めるためにアスファルトルーフィングを敷きました。
これは屋根材の下に敷く防水シートで、万が一屋根材の隙間から雨水が入っても、 下地(野地板)に浸透させずに排水する役割があります。 横暖ルーフを長く安心して使うために欠かせない工程です。
横暖ルーフを葺き付ける
金属製屋根「横暖ルーフ」を葺き付けました。 横暖ルーフは軽量で耐震性に優れ、瓦屋根に比べて住宅への負担が少ない横葺き専用の屋根です。 軒側から、屋根の形状に合わせて順番に設置し、専用のビスで固定しました。 施工中は水平・勾配の確認を行い、美しい仕上がりを意識しました。
棟板金の下地(貫板)設置
屋根の頂部には棟板金を設置する前に、貫板と呼ばれる木材を屋根の頂部に取り付け、 棟板金を固定するための下地を作りました。 貫板は雨水の浸入を防ぎつつ、棟板金をしっかり支える重要な役割があります。
棟板金の取り付け
貫板を設置した後、棟板金を取り付けました。 棟板金は屋根の頂上部分に設置する金属板で、雨水の浸入を防ぎつつ屋根全体を保護するという役割を持っています。
施工完了と仕上げ
すべての屋根施工が完了しました。横暖ルーフに葺き替えたことで、軽量かつ耐震性の高い屋根に生まれ変わり、 雨漏り、地震の心配も解消されました。
今回の施工事例のように、古い瓦屋根や屋根の劣化によって雨漏りや住宅への負担が気になる場合には、 金属屋根への葺き替えも有効な選択肢です。 同じような症状でお困りの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。 ご相談・お見積りは無料で承っております。